第2回「読解はなぜ必要か」

 こんにちは、aiの入試現代文読解応援団です。今回は「読解はなぜ必要か」についてお話します。

前回、「読解」は「読んで理解する」ことだとお話ししました。私は「大学入試を目指す方を応援する立場ですから、「入試には読解が必要」だということです。

 入試ではいわゆる「評論」が出題されます。「評論」は世の中の様々なことの中の一つを捉えて「自己の批評(判断)」をする文章です

 このような文章であっても、趣味で読む場合には、自分の感じ取った部分だけが記憶に残ればよいのですが、入試の場合は、他者(出題者)が捉えて出題したものに答えなければなりません。ですから、どこに何が書いてあったかを整理しながら読んでおく必要があるのです。特に出題者が問うてくるのは、「筆者の考え方」ですから、「題材」や「筆者の視点」、「どう組み立てて書かれていたか」を意識しながら読んで「インプット」しておかないと、出題者の問いに対して正解となる「アウトプット(解答)」ができないということです。これが「読解」なのです。

 ちなみに、自分は私立理系志望で、国語は受験科目にないという方は、もともとこのブログを見てないかもしれませんが、「読解力」は他教科の問題を解くうえでも必要なものでです。なのに高2になると、理系選択者に現代文を履修させていない高校が多いのは問題だと思います。国語を履修していない理系の友達がいたら、ぜひ「読解力」をつける学習を、ネットで見つけて学習するように伝えてあげてください。

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